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2008年9月18日 (木)

TV、ゲーム時間と学力に「相関」はあるか

リンク: TV、ゲーム時間短い児童生徒 テスト正答率が高い傾向 - Ameba News [アメーバニュース].

 一方、テレビやビデオ・DVDを3時間以上見たり、聞いたりする児童生徒の割合は、小学校45.8%(34%)、中学校38.8%(32.4%)となり、前年度と比べ大幅に増加している。正答率で見ると、小学校の国語A(主として「知識」に関する問題)で「全く見ない」は64.7%となり、「4時間以上」の61.4%を上回った。テレビゲームに関しても同様に、「全く見ない」69.5%、「4時間以上」52.6%となるなど、相関関係が見てとれた。

全くみない:64.7%

4時間以上:61.4%

相関をみたということだが、視聴時間と正答率のクロス集計について、カイ二乗独立性検定フィッシャーの正確確率検定で検定したのだろうと思う。

「全くみない」と「4時間以上」の差はわずか3%あまり。これぐらいの差で、上記の検定方法で統計的に有意差がでたとは考えにくいのだが。

検定結果か生データプリーズ。

 また、家の人と学校での出来事について話をしている児童生徒のほうが、正答率が高い傾向もうかがえた。「家の人と学校での出来事について話をしていますか」の問いに、「している」と答えた小学校国語Aの正答率は68.9%と、「全くしていない」55.4%より13.5ポイント高かった。これは、中学校も含め全教科に共通した傾向として見られた。

小学校国語Aの正答率だけしか出てないけど、むしろ、こっちのほうが有意差がでてそうな気もするが、相関の有無に言及していない。

で、文科省のサイトをチェックしたら、それらしきものを発見。

1.児童生徒の生活の諸側面等に関する分析

なんだ、正答率と生活習慣・態度の重回帰分析なのね。
てか、R2が0.2ぐらいって、ぜんぜん説明できてないよ。。。
変数は間引きしないとだめそう。

んー、でもゲーム4時間とかのデータは具体的に出てないから、ほかのところにあるのかな。

ざあっとみたかんじでは、学力と生活習慣の相関をうまく説明できなさそう。てか、いろんな要素が複雑に絡み合ってるから、簡単には説明できないだろうし。

生データあれば、ちょっといじってみたいな。


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コメント

うは、こりぃさん解析できるっすか。仕事上、色々解析見るんですけど(薬剤の効果比較、とかね)、ちらっと関連本を見て投げ出したクチ。
重回帰分析やら、Wilcoxon検定やら、多変量ロジスティックやら、もう何がナンやら分かりましぇーん。P値を見て、「あ、有意差あるな」とか、そんな程度・・・

投稿: アキ | 2008年9月18日 (木) 13時48分

今、研究でやってるのがこんなカンジのノリなんですよ。

薬剤の効果なんかは、数値化しやすいので、検定しやすいのかな。
人のココロに関するデータの検定は、メンドいです。

実務的にはp値だけみてればいいと思いますよ。
あと、実務でチェックするとしたら、調べようとしていることに対して分析方法の選択が正しいかどうか、ということですかね。

その前に、統計的解析をしないで、差があるとかないとか結論出している評論は、まず疑ってみるべきです。棒グラフだけだしてきて、こっちが長いからこっちが大きいとかね。

検定をすると、かなり多くの場合で、差がないという結論になります。
倍半分差があっても、棄却されることも多いですし。

もっとも、検定した結果、差がないという結論になったから、絶対差がないと結論づけるのもまた危険ですが。検定のココロは、差がある可能性について定量的に表現することにありますので。さりとて、それをやらず、差があるのないの、といいのけるのは、あまりにもお花畑です。

お仕事がんばってください。(笑)

投稿: こりぃ | 2008年9月18日 (木) 14時02分

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